端面の仕上げ

コールマン製カーボンボンネットは、素材硬化に伴う収縮による端部の剥離・形状の変形を防ぐために、端部を切りっぱなしにせず折り返しを設けております。(イラスト図A・B)
生産をする上ではマスター型の高い精度が求められ、手間も掛かってしまうのですが、品質には換える事ができないコールマンのコダワリです。

FRP製品は多層構造となっており、ガラス繊維を樹脂によって固めている訳ですが、1次硬化に(気温や湿度に左右されますが)およそ8時間かかります。そして脱型後にも2次硬化します。
この硬化の際に収縮が起こります。およそ0.5〜0.6% (1m当たり5〜6mm) 縮むこととなります。
その方向がイラスト図C・Dに示す通り、上部から見て製品の中心方向、断面から見るとクリアゲルコート層が上方に、カーボン生地層・グラスファイバー層が下方向となり、端部が切りっぱなしになっていると各層の剥離、変形によりフェンダー部とのチリが合わないという状況になります。
また剥離を起こすと端部の強度が落ち、防水性も低下して経年劣化の進行が早まってしまいます。

最下部の画像は、切りっぱなし端面のためクリアゲルコート層とカーボン生地層が剥離を起こし、変色してしまっています。


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